最低限の知識は持っておくこと
電気製品は特別な資格を持っていなくても自作することができますが、そのためには電気工学に関する基本的な知識は持っていなければいけません。電気製品は文字通り電気を使用する道具ですが、電気には電流と電圧があります。その電流と電圧は電気製品内で数値が変わりますが、その変化の全てをコントロールできるように、電気製品を作っていかなければなりません。また、電気製品では数多くの部品を使用しますが、その部品の役割もひと通り把握しておく必要があります。特に詳しい役割がわかっていないのに、とりあえず使ってみるということは決してしてはいけません。
専用の道具を使用する
電気製品を自作する際には様々な道具が必要ですが、それらは電気工作専用のものを選ぶようにしましょう。特にニッパーやペンチは、通電する部分に直接触れることも多いです。そのため、電気工作専用の絶縁タイプであることが必須です。ニッパーもペンチも身近な店舗で安い価格のものが購入できますが、それだと感電する恐れがあります。したがって、絶縁タイプかどうかをしっかり確認した上で購入しましょう。
発火のトラブルを避ける
電気工作では、発火のトラブルに注意しなければなりません。配線を間違えてショートすることで、火花が発生するのは特に珍しくありません。その火花が元で火災にならないよう、周囲の環境は整えておきましょう。金属など燃えにくい作業台を用意し、周囲に燃えやすいものを置かないことが大切です。また、作業中に製作途中の電気製品を落とすと、火災のリスクが高くなります。そのようなことにならないために、電気製品を落とさずに済む、奥行きのある広い作業スペースを用意しましょう。
「プリント基板設計」とは、電子部品を正確に取り付けることが出来るように板の銅箔の形や、穴の大きさなどを決めることを言います。